Japan Endovascular Treatment Conference 2024 (JET2024) 会場:福岡国際会議場

Japan Endovascular Treatment Conference 2024 (JET2024)

会長挨拶

会長:横井宏佳

JET2024は8年ぶりに福岡での開催となりました。日程は2024年6月14日(金)から16日(日)の3日間で、福岡国際会議場にて開催いたします。8年前はヒルトン福岡シーホークで開催し、プログラムは30代後半の仲間達也先生、藤原昌彦先生と作成し、英語セッションを増やし、海外から多くの方に参加いただきました。国内の先生を中心に開催してきたJETを海外に発信することを目標とし、未来を担う若手医師にプログラム作成を委託する、大きな転換点であったと思います。福岡はアジアに近く、国際的発展が期待される都市であり、失敗を恐れずに挑戦し、失敗から学び改善する空気があり、このような事ができたと振り返ります。

あれから8年が過ぎ、医療を取り巻く環境は大きく変化しました。特に2020年以降のコロナ感染症パンデミックは、インターベンションの進化、普及に大きく貢献してきたライブデモンストレーション、研究会、学会の開催に大きな影響を及ぼし、中止や延期を余儀なくされました。このような中でもJETは歩みを止める事なく、挑戦を続けました。JET2020はどの学会より早くオンライン開催に挑戦し、JET2021、JET2022はコロナ禍の中でハイブリッド開催を行いました。この3年間の飯田 修先生、藤原先生の大阪での奮闘はJETのさらなる発展に大きく貢献していただきました。JET2023は中村正人代表理事のもと、コロナ禍で成長したTECCの主要メンバーである仲間先生、宇都宮 誠先生、鈴木健之先生が素晴らしいプログラムを作成し、完全対面開催でJET過去最高の参加者を国内外から東京に集めていただきました。

JETは今日治らない病気は明日治したいと願う、臨床医の熱い思いで発展してきた会です。誰よりも患者に近いところで病気を感じ、介入してきたJETです。この思いを実現するためにイノベーションを続けてきました。我々が目指すイノベーションは異なる仕方で新結合する事であり、その実現には、様々な専門領域の医師が、企業が、行政が、国を越えて直接対面で熱い議論を行うことが必要です。ガイドラインを広めることはオンラインでも可能ですが、ガイドラインを変えるための新しいエビデンス創出には対面様式は必須であり、JET2024も完全対面開催といたしましたので、初夏の福岡にお越しいただければと思います。

JET2024のテーマは“血管治療のSDGs”といたしました。20年間進化してきた本領域をさらに発展し持続させるために新たな開発目標を設定したいと思います。これまでのPAD、CLTI、Aorta、Shunt、Venousに加えて、RDN、Stroke、ALI、PEをセッションテーマに加え、ライブ、座学、Debate、THMなど様々な形式で深掘りした議論を行い、学んでいただければと思います。

インターベンションを次の世代へ引き継ぐために、若手医師の夢のために、若手医師に志をもってもらうためにプログラムを作成しました。是非とも福岡にお越しください。
To be involved in Medicine, you must innovate.

Japan Endovascular Treatment Conference 2024(JET2024)
会長 横井 宏佳
(福岡山王病院 循環器センター / 国際医療福祉大学 / 理事)

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